手軽な心臓CTへの道のり

心臓CTについての云々かんぬん、研究会報告等を自由気ままにしていきたいと思います

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ポジショニングについて

これまで撮影法云々について書いてきましたがポジショニングについて少々… CTはCenterが最も空間分解能や時間分解能が良く、そのため目的部位をガントリー中心にポジショニングをする。 体幹なら体幹の中心を、整形領域なら目的部位をという風に。 同様に心…

心臓CTのPitchと管球回転速度の選択について

あんまり一気に書くとくたびれてしまうと気づいた今日このごろ。 今日は前回の続きがてらタイトルの通り。 あ、ちなみに基本的には64列CTについての記載になりますのでご了承ください。 まずはPitchから。 Pitchは表記がいくつかあり、いわゆるPitch Factor…

心臓のセグメント再構成について

前回のハーフ再構成に引き続きセグメント再構成について。 多分画像やグラフのない記事なので分かりづらいとは思いますが、ブログ自体に慣れてきたらそんなオシャンティな感じにも挑戦したいと思います。 半回転プラスファン角のデータを使うハーフ再構成に…

心臓CTのハーフ再構成について

本当は理論的に順番を考えて始めようとも思ったが思いつきで設立し、ノープランで進めたブログのため、あまり難しいことは考えずその時その時に書きたいことを書いていこうと思う。 心臓CTを難しいと感じる理由は様々で、「アーチファクトの出ない撮り方が分…

はじめに

心臓CTは2002年に16列CTが登場したことから始まり、2004年に64列CTが稼働を始めたことによりその件数は増加の一途をたどる。 現在では「ことのついでに心臓CT」とか「撮れるなら冠動脈CT撮って」など一般病院の放射線技師からすればなかなか技師泣かせなオー…